片付けにくさは、モノの多さじゃない!


最近、家の中がモノで溢れてる気がして…いらないもの捨てなきゃって思うんですけど、なかなか進まなくて。

物が多い気がしてるんですね?でも、モノを減らすことが目的になってませんか?

えっ、目的じゃないんですか?

減らすのは目的ではなくて、手段のひとつなんですよ。
モノが増えてしまうのは、暮らしの変化があるから
子育てや仕事に追われながら毎日を送っていると、ふと気づけば家の中がモノで溢れている…。そんな経験、ありませんか?
特に子育て中のご家庭では、ほとんど毎日のように学校から何かしらの「お土産」を持って帰りますし、子どもの成長や家族のライフスタイルの変化時には、モノが急に増えていくものです。
「減らさなきゃ!」と思うのはポジティブな行動ではありますが、その前に、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいのです。
キーワードは「モノの適量」。
少ない=正解?それとも…
最近では「ミニマリスト」や「シンプルライフ」といった言葉が人気ですよね。
SNSでも“少ない持ち物で暮らす”スタイルが注目を集めています。もちろん、それに憧れる気持ちもよくわかります。でも、「少ない=正解」ではないのです。
“適量”とは、「自分にとってちょうどいい量」のこと。
人それぞれ、暮らし方も価値観も違います。だから、他人のモノの量を基準にして「私もこれくらいにしなきゃ」と焦る必要はありません。大切なのは、“自分にとってのちょうどよさ”を見つけること。
自分にとっての“適量”とは?
では、その“ちょうどいい量”ってどうやって見つければいいのでしょうか。
それはズバリ、「把握・管理できる量」です。
たとえば、クローゼットにしまってある洋服。全部、どんな服があるか把握していますか?
季節が変わるごとに「こんな服あったっけ?」なんて思うことがあるなら、それは適量を超えているサインかもしれません。
反対に、自分が何を持っていて、どんな時に使うかが頭に入っていて、きちんと管理できているなら、それが“その人にとってのちょうどいい量”なんです。
他人の量と比べなくていい
私自身の話をすると、フォーマル用のバッグは2つだけ。左が秋冬用、右が春夏用。それだけです。
でも、ファッションを楽しむのが大好きで、洋服とバッグを組み合わせてコーディネートするのが趣味という人にとっては、「たった2つなんて無理!」と思うかもしれませんよね。
それでいいんです。暮らし方、好みが違えば、適量も変わる。それが自然なことです。
だから、「もっと捨てなきゃ」「減らさなきゃ」という考えに縛られないでください。
自分にとって心地よく、気持ちよく管理できる量。それがベストな量です。
「多いけど適量」もある
ちなみに私が多く持っているのは、食品を保存するための容器。
でも、それは私にとって必要で、管理できているものだから、無理に減らす必要は感じていません。
人それぞれ、こだわりたい分野、楽しみにしているモノたちがあるはず。それは減らさなくてもいいんです。
適量は、自分の暮らしと気持ちに寄り添った“ちょうどよさ”から決めていいのです。
まずは見直すことから始めてみよう

把握出来る量が適量と考えると、私のウチ、全然把握出来てないです。。。

そこに気づけたのは大きな一歩ですよ!捨てることに囚われず、焦らず、比べず、自分にとっての“ちょうどいい”を見つけていきましょう。