この方のお悩みにお答えしています!

私は、二人の男の子を育てながら、週4日のパートに出ている主婦、みなこです。毎日の家事も育児も仕事も、楽しいこともあるけれど、悩みもいっぱい。

そんなグルグルする頭の中・家の中の悩み事を、くみさんに相談しています!

整理

その爪切り、本当にもう一つ必要ですか?

まきのくみ
みなこ
みなこ

整理をしようと思って取りかかるんですけど、いざモノを手に取ると、“これ、まだ使えるかも”って思って、結局何も減らせなくて…。

くみ
くみ

それ、よくあるお悩みなんですよ。実は、“もったいない”って気持ちは、誰にでもあるんです。でも、そこにちょっとした視点の変化を加えると、気持ちがぐっとラクになりますよ。

「もったいない」気持ちは自然なこと

片づけを始めようと思っても、「まだ使えるかも」「せっかく買ったのに」などの気持ちが邪魔をして、なかなか手放せない…。

そんな“もったいない”という感情は、誰にでもある自然な思いです。

「これはまだ壊れていないし、いつか使うかもしれない」

「せっかく買ったのに、手放すのは気が引ける」

「誰かに譲ったら喜ばれるかも」

そんな思いが頭をよぎって、なかなかモノを減らせない。

けれど、そうしているうちに、家の中には“使うかもしれないモノ”があふれてしまいます。

そして、探し物に時間をとられたり、収納がパンパンになったり、心まで疲れてしまうこともあるのです。

もったいなくてモノを取っておくって、実はとっても大変。

本当に「もったいない」って、まさにここにかける労力だと思いませんか?

大切なのは「使えるか」より「必要か」

本当に考えたいのは、「それが使えるかどうか」ではなく「今の自分にとって必要かどうか」。

たとえば、ある日、ずっと見当たらなかった爪切りが、引き出しの奥から出てきたとします。

見当たらなかったから、すでに新しいものを購入していました。

そのとき、あなたならどうしますか?

「まだ使えるから取っておこう」と思いますか?

けれど少し振り返ってみると、その爪切りが見つからなかった間も、生活には困らなかったはずです。

つまり、その爪切りがなくても暮らしていけた、という事実があります。

そうであれば、その爪切りは

「使えるけれど、今のあなたにとってはもう必要のないモノ」なのです。

この「使える」と「必要」は、まったく別の視点です。

持ち続けることで失っているもの

“使えるから取っておく”ことで、実は管理の手間や空間、時間を失っているかもしれません。手放すことは、失うことではなく、整った未来への一歩です。

“もったいない”という気持ちが強いと、「使えるモノを捨てるなんて」と感じてしまいます。でも、その感情の奥には、やさしさや責任感があるからこそ。

ただ、そのやさしさが結果として、モノをためこむ原因になっているとしたら。そこに気づくことが、整理への第一歩になるのです。

ここで、もう一つの視点を持ってみましょう。

「これを取っておくことで、私は何を失っているのだろう?」

例えば、

  • 管理する手間
  • しまうためのスペース
  • 探すための時間

どれも、あなたの大切なリソースです。

「まだ使える」ものでも、この先使う予定がなければ、それはあなたにとって「不必要なモノ」と言えるでしょう。

手放すということは、失うことではありません。むしろ、本当に必要なものだけを大切にする、という前向きな選択です。

“手放すことで、未来が整う”

それに気づいたとき、整理の意味ががらりと変わります。

4. 気づきが、整理の始まり

“使えるか”ではなく“今の自分に必要か”という視点でモノと向き合うこと。それに気づいた瞬間から、整理は自然と進み始めます。

実際に整理を成功させた方たちは、皆さんこの葛藤を乗り越えてこられました。

「使えるかどうか」ではなく、「自分にとって必要かどうか」。

その基準でモノと向き合うことで、空間が整い、気持ちが軽くなり、毎日の暮らしがぐっと快適になります。

みなこ
みなこ

くみさん、話を聞いて気づきました。私は“使えるかどうか”ばかりに目を向けていて、“今の私にとって必要かどうか”を考えていなかったんですね。

くみ
くみ

その気づきが、整理の第一歩ですね!今日から少しずつ、モノと対話してみましょう。

“もったいない”という気持ちの奥にある本当の意味に気づいたとき、きっと暮らしはもっと軽やかになります。今のあなたにとって必要なものを選び取る。そんな整理を、始めてみませんか。

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くみ
くみ

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ABOUT ME
まきのくみ
まきのくみ
整理力トレーナー
「自分にはいつもゆとりがない」 いつも気ぜわしくイライラ。 子どもが小さかった頃「お母さん見て!」の声かけにどれだけ笑顔で応えられたか・・・ もう思い出したくないほどにゆとりがない生活を送る。 心にゆとりがない時は必ず部屋が散らかっており、そんな自分はダメダメだと自信も喪失。 自信もゆとりもない状態を救ったのは「片付け」のスキル。 自分にとって必要なモノと不必要なモノを取捨選択できるようになり、自信を持ち始める。 その後整理収納アドバイザーとなり受講生は500名を超える。 受講生の方のお悩みの多くは「時間がない」こと。 ~片付けたいのに時間がない、時間がないから片付かない~ このジレンマに終止符を打つのは「時間がない」を解決すること。 時間管理と片付けのスキルを磨けば必ず心に自信とゆとりが生まれると、自身の経験から 確信している。 生活の基盤となる「時間管理と片付け」に特化し、同じ悩みを持つ女性の笑顔を増やすことを使命とする。

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