この方のお悩みにお答えしています!

私は、二人の男の子を育てながら、週4日のパートに出ている主婦、みなこです。毎日の家事も育児も仕事も、楽しいこともあるけれど、悩みもいっぱい。

そんなグルグルする頭の中・家の中の悩み事を、くみさんに相談しています!

整理

少しずつ、片づけの仕組みを育てていく暮らしへ

まきのくみ
みなこ
みなこ

どうしてすぐに散らかっちゃうんだろう?すぐに人を家に呼べる家にしたいのに!

くみ
くみ

気軽に人を呼べない感じですか?

みなこ
みなこ

そうなんです!呼べるとしたら、最低でも1週間前には教えてほしい(笑)。その間に、掃除して、片づけて、心の準備して…って感じです。

くみ
くみ

すごく分かりますよ!だって私もまったく同じでしたから!

「片づけ=イベント」だった当時の私


片づけが苦手だった、と言っている私ですが、決して、まったく片づけられなかったわけではありません。でも、今と比べると、うまくいかない理由がいくつもありました。

  • 人を呼べないほどではないけれど、「誰か来る」となれば大慌てで片づけていた
  • 一応キレイにはできるけど、その日限り。数日後にはまた元どおり
  • 片づけの終盤で、行き場のない細かいモノがごちゃごちゃ残ってしまう
  • 突然「片づけスイッチ」が入って一気にやるけれど、継続しない

似たようなご経験、ありませんか?


結局、気合で片づけても、長続きしない。それが私のパターンだったのです。

そうなると、「ああ、やっぱり私ってダメだな」「なんで続かないんだろう」って、自分にがっかりしてしまうことも…。

でも、ある時ふと気づいたんです。

「キレイにする力」と「キレイを保つ力」は、まったく別のスキルだと。

ここから、私の片づけとの向き合い方はガラリと変わりました。

一気にやらない。散らかりにくい“仕組み”をつくる

それまでの私は、毎回“力技”で片づけていました。

でもそれって、ずっと走り続けるようなもの。
それよりも大切だったのは、「散らかりにくくなる仕組み」を日々の暮らしの中に組み込むことでした。

散らかりにくくなるために大切なのは、
「使った後に自然に戻せる」仕組みをつくること

人は、面倒だと感じる行動を後回しにしがちです。
つまり、「元に戻す」のが面倒だったり、どこに戻せばいいか分からなかったりするから、モノはその場に置かれ、散らかっていく。

大事なのは、

「しまいやすさ」や「戻しやすさ」を優先すること
「片づけやすいようにがんばる」のではなく、「片づけなくても散らからないようにしておく」

という発想への転換です。

それを実現するための具体策(5つ)

では、「戻しやすい仕組み」をつくるために、私が実践している具体策を5つご紹介します。

  1. 定位置は「取りやすさ」より「戻しやすさ」で決める
     → 取り出すのは誰でもできる。でも戻すのは面倒になりがち。戻すハードルをとことん下げる。
  2. 床やテーブルなど“平らな面”にはモノを置かない習慣をつくる
     → 平面は「とりあえず置き」の温床。何も置かない状態を“標準”にすると、散らかり方が変わる。
  3. 「仮の置き場所」をあえて用意しておく
     → すぐに片づけられない現実もある。だからこそ、「一時的に置いていい場所」を決めておくことで、迷子になるモノが減る。(たとえばカゴや引き出しなど)
  4. “よく使うもの”だけが表に出るようにする
     → 出しっぱなしでも気にならない収納(トレーやカゴ)に収めることで、使いやすさと整頓を両立。
  5. 家族も分かるルールは“見える化”して共有する
     → 自分だけが分かっていても、戻すのは家族。ラベリングや定位置表示で「誰でも分かる」状態にする。

どの工夫も、完璧にする必要はありません
「ちょっとラクになる」「迷わなくなる」ためのヒントとして、必要なものを選び取ってみてください。

どれも“特別なモノを買う”必要はなく、「こうすればラクかも」と考える視点が鍵です。

散らかる=意志が弱いからではなく、仕組みがないから。
だからこそ「自分や家族の性格に合った仕組みをつくる」ことが、片づけの本質だと私は思っています。


「どうすればいいか分かる」ということ──それだけで、片づけへの負担は軽減されるものです。

家族がみんな、どうすればいいのかが実はよく分かっていないのかもしれません。

1分の“リセット習慣”で未来が変わる

ご紹介した5つの対策を継続させるためには、毎日の習慣が大切です。

散らかったら片づける、という習慣を手放し、

使い終わったらすぐに片づける、という癖をつけることは、片づけ上手への第一歩です。

みなこ
みなこ

確かに… 散らかってから片づけようとするから大変なんですよね…

くみ
くみ

定着すれば、散らからない家が実現しますよ!

たった一つの工夫で、日々は変わり始める

片づけって、「ちゃんとやらなきゃ」と思うほど苦しくなってしまうものです。
でも、たった一つでも「ラクになる工夫」が見つかると、そこから日常が軽くなります。

すると、今までは気にならなかった時間ができたり、誰かに声をかけたくなったり…。
家が整ってくると、不思議と心にも余白が生まれてくるんですね。

「一気にがんばる片づけ」から、「少しずつ仕組みを育てる片づけ」へ。
小さな一歩から、一緒に始めていきましょう。

くみ
くみ

次回の開催日が決まりましたらこちらにアップします。リクエストも受付中です。

ABOUT ME
まきのくみ
まきのくみ
整理力トレーナー
「自分にはいつもゆとりがない」 いつも気ぜわしくイライラ。 子どもが小さかった頃「お母さん見て!」の声かけにどれだけ笑顔で応えられたか・・・ もう思い出したくないほどにゆとりがない生活を送る。 心にゆとりがない時は必ず部屋が散らかっており、そんな自分はダメダメだと自信も喪失。 自信もゆとりもない状態を救ったのは「片付け」のスキル。 自分にとって必要なモノと不必要なモノを取捨選択できるようになり、自信を持ち始める。 その後整理収納アドバイザーとなり受講生は500名を超える。 受講生の方のお悩みの多くは「時間がない」こと。 ~片付けたいのに時間がない、時間がないから片付かない~ このジレンマに終止符を打つのは「時間がない」を解決すること。 時間管理と片付けのスキルを磨けば必ず心に自信とゆとりが生まれると、自身の経験から 確信している。 生活の基盤となる「時間管理と片付け」に特化し、同じ悩みを持つ女性の笑顔を増やすことを使命とする。

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